LEGACY B4「2.0GT spec.B」の能力増強
2007年 07月 02日

今のところ、
レガシィ史上で最高のトータル性能だと断言できる。
2.0GT スペックBに、
各種の装備を満載した抜群のお買い得車だ。
カーテンエアバッグ装着車に、
実は初めてお目に掛かった。
大げさな装備ではない。
見た目はルーフトリムに、
小さなガーニッシュが付いているだけだ。
平成15年のデビュー直後に、
スペックBは数々の誤解を生んだ。
GTの上に位置するものだと、
勘違いしたセールス諸君、
平成15年のデビュー直後に、
スペックBは数々の誤解を生んだ。
GTの上に位置するものだと、
勘違いしたセールス諸君、
今その間違いに、
ようやく気付いたのではないかな。
そんなセールス活動をした人々や、
Bの意味を勘違いして購入した人々が、
たくさん全国にいらっしゃった。
四代目レガシィの発売と同時に、
Bの意味を勘違いして購入した人々が、
たくさん全国にいらっしゃった。
四代目レガシィの発売と同時に、
すぐspec.Bを試乗車に導入し、
しっかり性能を味わった。
その結果、
「B」とは何かを確信した。
そしてクルマを良く咀嚼し、
充分理解した上で販売した。
常に解り易い説明を心がけ、
お客様に接した。
このクルマは本流から外れている。
このクルマは本流から外れている。
だから「B」何だと強調した。
決して的外れな説明では無かったと、
今でも自信を持っている。
巷で「B」の硬い脚に対して、
不平不満が続出した理由は、
このクルマを「2.0GT」の更に上に君臨する、
このクルマを「2.0GT」の更に上に君臨する、
特別なグレードだと思い込ませたからだ。
このクルマをひとことで表現すると、
このクルマをひとことで表現すると、
インプレッサWRXのような、
「操るモノを楽しませる味付け」だ。
つまりWRXのようなレガシィを作ったと言う事なのだ。
当社のお客様には筋金入りのスバリストが多く、
それを容易に理解して戴けるが、
たまには頭の固い人も居て、
ちょっと苦労した事がある。
「B」専用チューンのビルシュタインサスペンションは
18インチのアルミ装着にあわせて引き締められた、
「B」専用チューンのビルシュタインサスペンションは
18インチのアルミ装着にあわせて引き締められた、
全く別の味付けをされていた。
ドライバーオリエンテッドだと感じる人と、
乗っていて不快に感じる人が居て、
その差が極端だった。
外観も大径アルミに合わせエアロバンパーを専用設計し、
2.0GTとは異なっている。
その上、
このクルマにはオプションのエアロキットが装着され、
このクルマにはオプションのエアロキットが装着され、
全体に「塊感」生まれてすごくカッコイイのだ。
マッキントッシュオーディオと、
マッキントッシュオーディオと、
本革内装にカーテンエアバッグを装備している。
更にディーラーオプションを含めると、
400万円近いプライスになるトップグレードだ。
もうこの上はサンルーフ付しかない。
400万円近いプライスになるトップグレードだ。
もうこの上はサンルーフ付しかない。
高い部分の重量増は重心を上げるから、
クルマ好きは好まないだろう。
ボディ剛性も若干不利かな。
クルマ好きは好まないだろう。
ボディ剛性も若干不利かな。
だから走りを楽しむなら、
これが一番欲しいグレードだ。
SIドライブをS#にセットして、
パドルシフトで5速スポーツシフトを操ると、
パドルシフトで5速スポーツシフトを操ると、
異次元の走りを楽しめる。
率直に言おう。
率直に言おう。
これほど凄いとは・・・・・・・。
乗って初めて知ることになった。
平成15年にデビューした時は、
ツーリングワゴンのスペックBを導入した。
それ以来、
ワゴンの30R、
B4の30RスペックBのマニュアル車、
そしてワゴンのSIドライブと、
必ず最新のレガシィを相棒にしてきたが、
B4のスペックBは全くのノーマークだった。
これまで一度も試乗さえしたことがなかった。
目から鱗とは正にこの事だ。
この慣らし終わって絶好調のB4から、
秘めたポテンシャルを感じ取った。

ワインディングロードを走って、

その操舵応答性に驚いた。
後輪の接地性が良く、
非常に乗りやすい。
だからドライバーを「その気にさせる」。
このセッティングは、
これまでとは少し違う、
「一皮剥けた」味になっている。
300台限定のインプレッサSTI RA-Rを、
300台限定のインプレッサSTI RA-Rを、
半年ほど前にテストする機会を得た。
あれ以来、
久し振りに感動させられる走行性能だ。
あれほどスパルタンでは無い。
あれほどスパルタンでは無い。
あくまでもレガシィらしいジェントルな走行フィールだ。
けれどもこいつは魔力を持っていて、
ドライバーをワインディングに誘い、
常に悪魔の言葉を耳元でささやく。
「もっと踏めよ」
それがスバリストを虜にさせる。
それがスバリストを虜にさせる。
3速全開でコーナーに進入し、
2速にシフトダウンしてフェイントをかける。
2速にシフトダウンしてフェイントをかける。
軽く4輪がスキール音を出すが、
クルマの動きは常に掌の上に収まる。
不安感は全く無い。
アクセルワークと少しの修正舵で、
このようにピタリとコーナー出口に狙いを定める。
このようにピタリとコーナー出口に狙いを定める。
こんなクルマは滅多にない。
カタログモデルでは更に稀だ。
カタログモデルでは更に稀だ。
更にフラッグシップの装丁を持ち、
見える部分から隠れた所まで、
素材のクオリティが高い。

ステアリングを握った瞬間、
スバルの世界観が一気に変わる。
上品なレザーの香りが漂い、
握り心地の良いステアリングホイールに、
握り心地の良いステアリングホイールに、
多機能スイッチがぎっしり並ぶ。
クルマ好きにはたまらない、
狼スイッチまで付いている。
S#ボタンは大げさに言うと「夢の機能」だ。
S#ボタンは大げさに言うと「夢の機能」だ。
こんな確信犯的クルマは、
もう現れないかもしれない。
押すだけで狼に変身するなんて、
押すだけで狼に変身するなんて、
それを言葉だけでは信じてもらえるか。
無理だろうな。
レガシィに用いられている、
数々の構成部品は、
かなり限界強度が高い。
様々な点で、
このクルマには余裕ある設計がなされている。
一般路で好燃費をはじき出す理由は、
緻密にエンジンマネジメントできる、
一般路で好燃費をはじき出す理由は、
緻密にエンジンマネジメントできる、
贅沢な部品が奢られたからだろう。
プライス350万円オーバ。
本物にこだわる究極のレガシィだ。
駿馬のようなレガシィは、

最新のインプレッサ2.0GTに比べ、

遥かにコントローラブルな走行姿勢を見せる。
レガシィを極めてみて、
本物にこだわる究極のレガシィだ。
駿馬のようなレガシィは、


レガシィを極めてみて、
WRXの将来像が目に浮かんだ。
インプレッサとWRXは、
それぞれ別の道を歩き始めた。
WRXは更に本物の走りを目指すべきだ。
勝手な想像だが、
「かくあるべき」だと思っている。
by b-faction
| 2007-07-02 22:33
| レガシィ
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