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新型インプレッサWRX「GRB」を夜の御嶽山麓で延べ150kmフルテスト 

待ちに待った、
最新型「WRX」が登場した時を振り返りたい。
このクルマに2ペダルが追加されるとは、
まだ全く知らない頃だった。

GRB型「スバル インプレッサ WRX STI」は、
2007年10月24日に発表された。

さっそく届いたばかりの、
黒くて可愛い奴をテストした。

そのチャンスはたったの半日だった。
闇を迎えたいつものコースに向かった。

室内に入りスタートスイッチを押す。
センターコンソールには、
チェリーレッドのイルミネーションが鮮やかに浮かぶ。

これはプレミアムカーの領域ともいえる。

更におしゃれになったインプレッサは、
ショールームでは絶対に感じる事のできない世界を築いた。

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暗闇に浮かぶロゴの下には、
エンジンとセンターデフをコントロールするインターフェイスがある。

そしてVDCもSTIらしく変身させられる。
右膝の先にあるスイッチを2秒長押すれば、
自動制御も外すことが可能だ。

乗り出してすぐ感じた。
「クルマが軽い」

先代のWRXがデビューした時と比べ、
今回最も異なる点だ。

ボディ幅が5センチ広くなった。
そのことによる違和感は全く無い。

再びポルシェ風を期待したので(笑)、
少し拍子抜けしたが、
このイタリアンな外観にも満足できた。

黒より白い膨張色の方が、
更に迫力を持つのではないかと想像した。
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最新の6速MTの仕上がりはとても良かった。

8月に同じミッションを搭載したレガシイに乗って、
それのフィーリングの確かさに驚いた。

それが更に改善され、
剛性感が高くなりスパッと入る。

その印象は「らくがん」のような砂糖菓子を連想させる、
小気味良い歯ざわりなのだ。
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ここまで走って分かったことは、
シートが秀逸なことだった。

最近の傾向は表面生地にアルカンターラを使い、
その下に低反発クッションを採用することだ。

座った時に腰の辺りが包み込まれるようで、
ロングツーリングにはとても嬉しい。

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エンジンコントロール系の操作は
夜間走行を意識して美しくブラインドタッチも出来る。

SIーDRIVEと、
SI-シャシーの相性はとても良く、
かなり硬い脚なのだが、
硬さを感じさせない優れたセッティングだ。

スポーツドライブに向いてるけど、
GTの要素も併せ持つ面白いクルマだ。

四代目レガシィから始まった、
新世代プラットフォームの昇華形とも言えそうだ。

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これが右膝の先にある、
VDC(ヴィークルダイナミックコントロール)の切り替えスイッチだ。

長押ししてVDCを良く効かせるか、
それとも効かせないかを選択できる。

これは非常にありがたく、
センターデフの設定を自由に変え、
VDCの作動も併せて調整する。

2種類の選択が可能で、
使う前にしっかりマニュアルを読む必要がある。

解り易く言えば、
チューンドバイSTIを自分で作れるのだ。

夢の機能の数々に、
心が躍り走りが際立ち体が興奮する。

クルマの安全に関わる部分を、
変幻自在なDCCDとVDCの組み合わせにより、
とても安価に提供している。

先に発売された、
レガシィチューンドバイSTI2007を安いと感じたけれど、
新しいWRX STIがたったの348万円で買えるかから、
日本のクルマ好きは恵まれているとつくづく感じた。

これまでSTIと整合が難しかった、
VDCを制御の切り替えで適応させた。
これはまさに「鬼に金棒」だろう。

左側のメーターに見える横滑りマークが橙色だと、
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VDCがオフの状態だ。
そのまま長押しするとグリーンに変わる。

その状態であれば、
限界に近い危険回避で動作する。

ハードなブレーキングや、
思わぬステアリング操作が必要になり、
クルマの姿勢が乱れかけた時にだけ作動する。

今回の往復で、
タイヤに強いストレスがかかった時に、
ただ1度だけ作動した。

それは暗闇のためアスファルト路面の分岐点で、
道を見失いかけた時だった。

強いブレーキと転舵を同時に行い、
強引に向きを変えようとした時に動作した。

この設定のままで、
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センターデフのオートモードを維持し、
締結力をプラス側に強めてみた。

センターメーターのインジケーターに、
小さくプラスが付いている。

ターマックではオンザレール感覚の走行特性になるけど、
グラベルや雪道などで使うべきセッティングだ。

ターマックでは、
逆にマイナスへ振る方が良い。

それがゲインを下げた状態だ。
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マイナス表示が解かるだろう。
結果的にこのまま120キロほど走行した。

この快感は、
正月に乗ったRA-R以来感じた事が無い。

一昨日の24日、
同じコースをバチバチのターマックスペシャルで、
思う存分走り回った。

そのGC8「STI」は3つのデフ全てのイニシャルトルクを高めた、
特別なスペシャルマシンだ。

秋晴れの御嶽山麓を思う存分走り回ったけれど、
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一度だけ破綻しかけた。

幸いにも、
何事もなく良かったけれど、
この赤いGC8の残したタイヤ痕が残っていた。

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この先のことだ。
最新のSTIから降りて検証した。

道幅がしっかりあるので助かった。
エスケープゾーンもある場所なので、
つい油断してしまった。

複合コーナーだから、
一旦曲がった先で更にステアリングを切り込む必要がある。

進入速度をコントロールし、
荷重変化に神経を使う場所だが、
余りにもスキルが未熟だった。

赤のGC8には秘密のブレンドを施したエンジンオイルを入れ、
パワステフリュードをシムス製の高性能タイプに変え、
運動性能に磨きがかかったけれど、
タイヤにお金を掛けなかったことが失敗だった。

それにスキル不足が災いし、
奥のコーナーで切り込みすぎて、
フロントタイヤの右方向のグリップが抜けた。

対向車のダンプカーがエスケープゾーンで待機していてくれたので、
ぶつかりはしなかったが驚かせてしまった。

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申し訳なかったと反省している。
その時はタイヤスモークも上がった。
ABSもVDCもないクルマは、
やはり危険と背中合わせだ。

運転手さんは怒りもせず、
何事も無かったように去っていかれたが、
十分注意して走る場所だと肝に銘じた。
無茶は禁物だ。

6月からフルモデルチェンジされたインプレッサが登城し、
とてもしなやかで良い脚になったのだが、
少し強引な事をしても言う事を聞いてくれなくなった。

たとえばスロットルの戻りが意思に反して遅かったり、
サイドターンが出来なかったり、
それらを少し寂しく思っていたが、
大きな誤りだと気づかせられた。

つまり乗り方が悪かっただけなのだ。

ガンガンと挙動を変えようとする、
幼稚なドライブスキルではこのクルマの良さを理解できない。

最新のGRB型WRXは以前に比べ硬さを感じないのに、
実はかなり硬い脚になっていて、
その上で抑揚を抑え込む素晴らしい脚だった。

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右のインプレッサと左のWRXを乗り較べて、
初めて分かったことがある。

実は右のGH8の方が、
左のGRBより硬い脚に感じた。

太ももが太くなって、
フェンダーが膨らんだから、
どちらかと言うとナローボディが美しく感じる。

ただしそれは女性的な美しさであって、
カッコ良さではGRBのワイドボディが凄く素敵だ。
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基本のデザインそのものが本当に美しい。

さてGRBの柔らかく感じる脚だと、
サイドターンがピタリと決まる。

その面白さは大げさかもしれないけど、
ピエロ・リアッティがターマックラリーで見せる、
あの華麗な走りを彷彿させるんだ。

2007年10月26日午前8時4分に投稿した記事を更新

Commented by nowaro at 2007-10-27 21:59
乗ってみたいですねー新しいSTI

今日カタログがメーカーから届いてまして、見る角度によって
印象が変わる車だなーって思ってました
Commented by WillyJr at 2007-10-28 00:37 x
こんばんは
インプレッションを拝見して、S-GTから乗換えたくなるような
WRX STIの魅力を感じます!
SI-DRIVE、DCCD、VDC⇒走る場所や状況、気分で乗り手に合わせて変身!?
S-GTではECOモードのON/OFFぐらい、やはり『S』はスタンダードだったんですネ!
Commented by toshi at 2007-10-28 11:49 x
nowaroさん、おはようございます。

ショールームに白いボディを入れました。
こちらのほうが迫力があります。
赤も気になるところですが、ニューヨークで見たとき、
今度の赤は、ちょっと安っぽく見えたので、残念でした。
ブリッツェンの赤を塗ると似合いそうです。
Commented by toshi at 2007-10-28 11:59 x
WillyJrさん、先日は有難うございました。
早速、新そば味わわれたようで(笑)

ぼくもやまゆり荘と御みやげセンターの両方で食べました。
もう少し量が多いということありませんが。

先週は嶽見旅館で食べたのですが、量も多く美味しかったです。

もう少し癖があると、尚いいですが。毒好きのわたしには(笑)

水曜日に走りに行った時、大きな木の横の道を拡幅していました。
馬車を走るようにするらしいです。
楽しみですね。

STIはオートマチックを造りませんから、
スタンダードボディのほうは、それはそれで必然性があります。
僕も早めに買っておいて正解だったと思います。
カーナビまで付いて275万円は御買得です。

しかし、MTの好きな人にとっては、
このクルマ「タマリマセン!」
Commented by nowaro at 2007-10-29 07:26
昨日早速ですが試乗してきました!
WRブルーのSTIでした、この色もやはり似合うな!って印象
日頃MTに乗っていない自分にとって、全てが新鮮でたまりません!
「おっ!」と思ったのはリアが気持ちいいほど粘って路面を捉えてる
って一番に思いました
欲しいですねーSTI!
Commented by toshi at 2007-10-29 13:23 x
早速試乗されましたか。粘りますよね。運転が上達したように感じる程です。
その後、違う車で同じように走るとヒヤッとする事があります。
SI-シャシーは魅力的ですね。
Commented by WillyJr at 2007-11-03 23:06 x
こんばんは、WillyJrです。
今日STIを見てきました。
アイドリング音とシフトフィールを確かめるために座るだけ。(いくじなし)
シートに座ると、トルク感たっぷりのサウンドが心地良く室内にもれる、
この音・短く確かな手応えのシフトフィール、STIはS-GTとは別もの!
座っただけでもすごく違う、さすが『凛』!!!
のんびりと音楽を聴きながらドライブする事が中心の私には、
静かにしなやかに走る事ができるS-GTがお似合い。
3連休は、また大きな木に会いに行きたいナ~。
Commented by toshi at 2007-11-04 11:19 x
WillyJrさん、おはようございます。
インプレッサはホンモノの道を着々と歩んでいると思いませんか。
頼もしい限りです。
先々週の水曜日に、大きな木に会いに行って、
ぶらぶら散策していたら、ユンボが二台並んでいました。
いま、僕はユンボに凝っているので、シゲシゲト眺めていたんですが、
近くにいた人に話しかけたら、
偶然その人は、あのあたり一帯を開発するのに加わった方でした。

それに、あのアイスクリーム工房の取締役もされています。
パンフレットを見たら顔もちゃんと載ってました。

ああいう、理念のある人たちによって、
開田の環境が維持されているのだと、頼もしく感じました。

ここも、ホンモノへの道を着実に歩んでいます。
僕達が、同じものに共感を持つのは、
こういったことが理由ではないかと思います。

今度開田で会いましょう。

大きな木は、ちょっと元気が無いそうなんです。

どんぐりが落ちていたので拾ってきました。
次はそれをアップします。
Commented by WillyJr at 2007-11-17 21:26 x
こんばんは、toshiさん。
1週早く開田高原に行って来ました。
大きな木はすっかり葉を落とし、御嶽山は雪化粧、そして水たまりには薄氷。
皆すっかり冬仕度!
大きな木に、また来年と告げてきました。
我が家の住人からリヤスピーカーをつけてのリクエストに答えたツーリング。
S-GTの静粛性と足回りの良さを再認識した旅でした。
Commented by toshi at 2007-11-18 15:05 x
こんにちは,willyjrさん。
いよいよ本格的に冬支度が必要です。
今日は中津川もとても寒く、
スタッドレスタイヤに履き替えに来店されるお客様が目立ちます。
先々週、妻と夜の開田を楽しみました。
そのあと木曽福島まで降りて、ちょっと面白い和食どころを見つけました。
S-GTには軽いと言う武器があります。
これは「高性能」と胸を張れる部分ですね。
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by b-faction | 2021-02-01 19:54 | インプレッサ | Comments(10)

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