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銭亀

望桜荘を整えながら、
社員全員で環境改善に取り組んでいる。
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会社の周辺を毎朝一時間弱にわたり、
掃除をしたり、
草を刈ったり、
植物を植えたりしている。

最近、特に手を掛けているのは、
ヤマザクラの横に造られた古い建物だ。
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倉庫兼車庫として使われていたが、
長い間に渡り放置されたゴミや、
使えないような道具とロッカーで一杯だった。

それだけなら良いが、
川に隣接している裏側には、
石垣の間にゴミやがれきが散乱し、
更にその上に破竹が生い茂りっていた。
「破竹の勢い」と例えられるように、
物凄い生命力がある。
だから破竹が車庫の内部はおろか、
石垣を崩すほどの勢いで威勢を誇っていた。
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春になるとニョキニョキと生えてくる。
それを繰り返すうちに、
石垣も崩れかけて来たようだ。
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まず石垣を積み直し、
破竹を根こそぎ掘り出して散乱するゴミを取り除いた。
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通路を石畳にして環境を整えると、
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新たな潤いのスペースが生まれる。
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毎日朝礼で1時間活動を続けている。
花壇の付近にはこんな奴が潜んでいた。
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そこで思い切って建物の前にある花壇の土も入れ替えた。
中にはコンクリートブロックが埋められていたので、
それを逆に敷石に活用した。
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一旦整えた後上側の石を取り除き、
篩に掛けた土を戻すつもりだ。
日に日にキレイになっていく様子を見るのが、
何よりも楽しく嬉しい。

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毎日続けると多くの事に気づく。
朝陽の柔らかな太陽のエネルギーは、
いろんな知恵を与えてくれる。

そういえば子供の頃、
理科の授業が楽しみだった。

このシーズンになると、
水生生物の採集がプログラムされていた。

もう前日からワクワクウキウキして、
雨が降らないことを祈ったものだ。
体育や図画図工は嫌いだった。

今思うと自分でも不思議だが、
特にに音楽は苦手で大嫌いだった。

特に「リコーダー」という代物が苦手で、
その時間を過ごすのが憂鬱だった。
それに比べ理科が好きで、
特に野外学習は特に楽しみな授業だった。

ここで主役になる同級生は、
皆「いきもの採集」の達人だった。
特に三津原君の事を思い出す。

彼は器用だし、いろんなものに詳しく、
魚や珍しい水生生物を獲る事も得意だった。

彼と比べると全く正反対で、
とにかく手先が不器用だ。
その上、
激しい食べ物のすき嫌いがあったので、
ガリガリのチビだった。
妹は便利な存在だった。
僕の分まで嫌いな食事を全て平らげてくれた。
彼女も美味い物を余分にありつけるので利害は一致していた。

そのうち、妹は丸々と健康優良児になった。
太っているのではなくアスリートそのもので、
筋骨がまるでSIシャシーそのものだった。
その頃妹には、
「冷蔵庫」とか「重箱」というあだ名が付いた。

食べ物がいくらでも入ると言うのがその由来だ。
というわけで、妹に対しても燃料密度で劣るわけだから、
小学校に行くと体力を要求される授業は全く駄目だった。

当然、野外学習も好きだけれど苦手な分野だった。
川に入って採集する場合、
勘も重要だし体力勝負で結果が出る。
だから好きでも、まともな獲物は獲れ無かった。

欲しくもないのに、やたらとタガメだけがよく獲れた覚えがある。
鈍い動きで、
しかも人気の無い獲物しか残っていなかった。

だから見事な獲物の数々に、
羨望の眼差しを向ける事しか出来なかった。
特に悔しくてたまらなかったのは、
銭亀を一度たりとも捕まえる事が出来なかったことだ。

その当時野外観察に行けば、
誰かが必ず一匹捕獲する。

確か三津原君は、銭亀を良く獲った。
うらやましかった。
でも「欲しいから頂戴」なんて言えないから、
だから自分で獲るしか無い。
そんな野望を忘れかけていた頃、
思わぬチャンスがやってきた。

六地蔵川の石垣には、色々なゴミが散乱していた。
瓦やガラスの破片に加え、
錆びた釘などがいくら片付けても雨の後に現れる。
この日もあれこれ拾っては片付けてながら、
朝の環境改善は予定通り終了した。

ブリーフィングの後、
皆が各部署に着き通常業務が始まった。

その時、掃除した場所に残したままのゴミがある事を思い出した。
片付けてしまおうと石垣に戻って、
ちりとりにゴミを入れようと近づいた。

すると、足元の小石が「ゴソリ」と動いた。

思わず胸が高鳴った。

良く見たら懐かしい銭亀じゃないか。
なんという可愛さだろう。

正真正銘の正統派だ。
決してミドリ亀など外来種では無く、
純正の「銭亀」だった。

ようやく実力(?)で手に入れた嬉しさのあまり、
見せびらかすことにした。
これはコツコツ掃除をしたご褒美に違いない。
凄いぞ、銭亀だぞと勝手に一人で盛り上がって見せびらかしたが、
不思議なことに誰も珍しそうに反応しない。

妻など「嬉しそうにしちゃって」
と言いながら呆れ顔をしている。

「どうしようか」というと、
サラリと「飼えば」などと言う。
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バケツに水を入れ、
中に放り込んで眺めていた。
しかし離れて戻るたびに、
バケツの水に糞が浮いている。
藻の様な物が、
数分と言う短期間に何度も現れた。
おそらく人影が見えなくなると、
逃げようとジタバタもがくのだろう。

人間もこのようにストレスが溜まると、
過敏性小腸症候群になる。
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可哀想になったので、
逃がすことにした。
どうやって川からこんな場所まで登って来たのだろう。
不思議なので、
戻る方法をじっと見ていた。
ところが、
逃げもせずじっとしている。
それで、ほんの瞬間、
その場所から離れてみた。

すると、あっという間に消えていた。
この時「亀忍者」を思い出した。
昔アメリカでヒットした日本人を揶揄したキャラクターだ。

亀は意外に素早いなぁと、
妙に感心してしまった。

このシャッター付の車庫には、
面白い装備がある。
スバルの開発した、
燃料を使わない草刈り機だ。

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刈り払い機で草を刈るとストレスの発散になる。
奇麗になった緑の芝生が清々しくて堪らないからだ。

しかし2サイクルだと燃料を作るのが面倒だし、
4サイクルでも背中から出る排気ガスを吸う。
それに音もうるさい。

でもこのマシンなら、
燃料を必要としないし排気ガスを吸う事も無い。
草刈りがとても快適になる。

少々重いので運動不足の改善にも繋がる。
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リチウムマンガン電池だ。
スバルは電気自動車用のバッテリーを刈払機に活用するため、
インバーター発電機の技術を応用した。
それがスバルの開発した草刈り機「eカッター」だ。

これだと異様に静かな環境で草刈りが出来る。
夜明けから作業することも可能くらい静かだ。
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電池は何度も繰り返し使えるので、使えば使うほど元が取れる。

またモーター動力の長所で、
ワンタッチで逆転させることが可能だ。
これなら回転刃に絡んだ草を一気に跳ね除けられる。

実際にこれを使うとかなりの快感だ。
手放せなくなりそうだ。

急に草刈りを始めたのは、
ある事を決意下からだ。
荒れ放題で産廃置き場だった場所を整えた。

掘りだした山のようなゴミを全て処分し、
この場所にはコンクリートもアスファルトも敷かないと決めた。
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一度決意をしたからには、
この土地にコツコツと手間暇を掛けながら、
清々しい場所に変えていく必要が生じる。
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まず雨で浸食されないように植生シートを貼り付けた。
これで簡単に崩れることは無い。

春になるとすぐに草が生えてきた。
次は刈り揃える。
そして植物を選びながら、
残すモノを大切に育てる。
10年計画のつもりで進めようと考えている。
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近くの清流に相応しい、
優れた環境を蘇らせる。
それと同時に、
中仙道から現在に繋がる交通の要を、
文化と共に大切に守りたい。


Commented by WillyJr at 2008-06-01 00:12 x
toshiさん、こんばんは。

私も野生児と思っていましが、銭亀は初めてです。toshiさんのホンモノ(野生児)には負けました。(笑
ネットで調べてみるとクサガメかニホンイシガメの子供を銭亀と呼ぶそうです。子供の頃はとても神経質で飼う事が難しいそうです。
クサガメは中国にも生息していますが、ニホンイシガメは場所によってはレッドブック(絶滅危惧種)になっているそうです。
(イシガメとクサガメは親戚のような関係にあるそうです。)

イー(e)という響き、良いですネ!

これからは環境性能が問われる時代、知られていないイーものを知って頂く事は大切かと思います。
多分エンジン付の草刈り機より軽くて振動がなく、人にも優しい草刈り機なのでは...!
Commented by toshi at 2008-06-01 12:25 x
WillyJrさん こんにちは。
レッドブックとは驚きました。今朝は8時から9時まで全社員で洗車して、
その後は午前中ずっと周辺の清掃と草刈をしてました。
銭亀の見つかった場所は川床から3mくらいある石垣の上です。
覚えていらっしゃいますか。桜の樹の横にユンボがありますね。あの左側の川との境目です。
破竹を根絶させようと、土を掘ったら、ここからもウジャウジャごみが出てきたので、徹底的に除去しています。
ビックリして出てきたのか、集めた土の中に好物があったのか解りませんが。
あの場所に自然に居る事がとても嬉しいです。
今、川にも下りてゴミを拾って、石垣によじ登りながら
葛のつたを剥ぎ取り掃除をしましたが、
石垣の一つ一つの石の間には、
隙間があって底の中に通り道があるのかも知れません。

なんか謎めいた植物が
いっぱい生えてます。
いまさらながら、
プチ里山状態で
ワクワクしてきますね。
Commented by まさみ at 2008-06-03 17:00 x
望桜荘もお見事でしたが、今度は何を・・・
川に下り、石垣によじ登る姿が目に見えます。(奥歯をかみ締めながら、必死に石垣をつかむ姿など)

そのうちに石垣から、また何かを発見するのでは!と私までワクワクしてます。
未知への道??

入梅しましたので、足元にお気をつけ下さいね。
Commented by toshi at 2008-06-05 18:27 x
まさみさん、お察しの通りです。
奥歯噛み締めて、
確かに石垣よじ登りました。

何でわかるんですか。

今日は、掃除の日なので
午前中、喫煙コーナーのヒバの並木の下枝を切落としました。
光が通るようになって快適ですが、
夢中になってやったら、のこぎりは金属疲労で折れるし、
切った枝は、サンバーダンプに一杯になりました。

もうへとへとで、腰に力が入りません。

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by b-faction | 2008-05-31 18:06 | 環境改善 | Comments(4)

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