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WRC撤退とドミナントロジックの打破

WRC撤退に続き
レガシイコンセプトの発表と
FHI(富士重工)の森社長は世界恐慌の最中、獅子奮迅のご活躍をされている。
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※12月17日 富士重工業㈱ プレスリリースより


WRC撤退は残念だが、会見のご様子からは断腸の思いである事や、
スバルやそのファンを愛す気持ちが熱いほど伝わって来た。

聞くところによると、先週はスペインで次期WRC参戦マシンのテストがあったらしい。
この事からも、相当に急転直下の決定だったことが窺われる。
グロンホルムが加入するという噂もあったが、
全て夢となった。

16日に記者会見が開かれると聞き、
火曜日の夕方は社員全員が、FHIのHPを注目していた。

ところで、80%の確立で、
こうなるだろうなと
先週から予想していた。

それは11月27日のプレスリリースだ。
アメリカにある小型ビジネスジェット機の製造会社エクリプスが破産した事を告げるものだ。
実は、僕にとって今回のWRC撤退以上に、
エクリプスの破産は痛かった。

ホンダがF1を撤退したのでさえ、この影響ではないかと思っているくらいだ。

その会社が製造する「エクリプス500」に、富士重工の大きな夢を感じた。
あまり知られていないがスバルR1が登場した時のカタログに、
小さく挟み込まれてた。
でも、この飛行機が何を意味するのか、当時は知る者は少なかった。
その当時から、「エアロスバル再来」という密かな期待を抱き続けてきた自分にとって、
スバルの翼にかける魂を、もう一度見せて欲しいと願っている。
エクリプスのプロジェクトが瓦解し、寂しさは相当のものだが、
この100億くらいの損失ならば、
他の投資を見直せば何とかなると思った。
そうすると、結果の出ないWRCの撤退は当然選択肢の一つだ。
下手をすると、風評で会社がつぶれる時代だ。
この穴を埋める判断は早いほどいいだろう。
何を優先して選択しそれに集中するかを、
論ずる事は、とてもおこがましくて失礼かもしれないが、
航空事業を衰退させてはもっと困る。

欧州の「貴族の遊び」がルーツで、結果を出せないWRCを見直す事のほうが、
今は得策だろう。

この3年間ほどの間、プロドライブやペターに払っている金と、
WRCで得た効果を測定してみると、
とても費用対効果が出ているとは思えない。
WRCでワークスインプレッサが見られなくなる事は、
もちろん、言葉に言い表せないほど寂しいが



ところで、
先月の25日に、急にひらめく事があり、
閉店することにした。


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驚かせて申し訳ない。

通常ならば、中津スバルは毎年、暮れの大晦日の夕方ぎりぎりまで営業し、
そして、そのまま一気に元旦営業する。

それを、今年は26日で閉店し、

何をするのかというと、

主に、電源設備の刷新だ。
そしてショールームのクロスを平成3年の完成以来、初めて張り替える。
また、SABの入口に周辺と調和したテントを設ける。
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今年はスバル誕生50周年と言う節目の中で、
望桜荘をはじめ様々な事業に取り組んできた。
10年前は、モータースポーツを主眼に置いた店舗を併設し、
時代の流れに乗って、お客様も増えたが、
望桜荘が色々な側面から評価されるのを見て、
この次に我々が優先して考えなければならないことが明らかになってきた。
11月25日に望桜荘の裏で何気なく佇んでいた時、
次は「新世代の電気自動車」という夢に向かってまっしぐらだ!と何かに導かれるように、
次の行動がズラーっと頭の中に並んだ。
「現在出来る限りの手を施して電気設備を改善しよう」
「今後、電気自動車の充電をする際に必要になるであろう設備を導入しておこう」
「年内に完成させよう。最低限、揃えておくと便利なシステムをよく吟味しよう」
その為に、年末は店を休む。
閉店セールで社員のモチベーションも高く維持しよう。
世界恐慌の下でビクともしない、
更に強い会社にしようと夢が広がった。
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現在、3箇所ある電気の契約を全て解除し、
太陽光を使って発電している電力を、本館だけでなく全ての施設で消費するように改善。
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そうすれば、瞬間的に中部電力に売電している効率の悪さを解消し、
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結果的に省エネルギーになる。
そして、何と言っても最大の目的は、
電気自動車の発売に合わせ、
今のうちに、社内なら、いつでも何所でも、
好きな場所で100Vから商用電力として最大の440Vまで、
自由に取りだせる環境に改善する事だ。

今でも、SAB(アルシオーネベース)と「VIVIO T-top展示館」では、
200Vをコンセントですぐ取りだせるようにしてある。
それを今後は全施設で自在に取り出せるようにしたい。
望桜荘の庭に立てられた不似合いな電柱も撤去できるから景観上も利点がある。
6000Vを会社の敷地内の本館から一番はなれた場所で降圧させ、
地中配線で建物本体に電気を引き、配電盤の見直しも進め、
今後に備えることにした。

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高電圧に拘る理由は、リチウムイオンキャパシタの存在だ。
あまり表に出ないが、リチウムイオン電池より、
この技術に将来性を感じている。
はっきり言うと、5分で満充電に出来る日が来るのもそう遠くない将来かもしれない。
大晦日には元旦からの新装オープンを兼ねたかわら版を発行する。
「夢のある部分」を読者に伝えるために、
我々の今後の優先課題を「電気自動車の登場」に備えること、で表現したいと思っている。

今年の夏は電動刈払い機「eカッタープロ」を購入し、
やれる範囲内でリチウムについて勉強と実践をしてます。
やはり、今最も必要な物が何かを考えると、
ズバリ
画期的な電気自動車というほか無い。
そして次に我々に求められる事は、
それらをサポートする、
知識と情熱

今何をすべきか、冷静に分析して、
不況を楽しむ余裕が持てればと思っている。

富士重工に2つお願いがある。
1つはエクシーガだ。
実は今の愛車はFFの2.0iという最もベーシックなモデルだ。
このクルマのポテンシャルは凄い。
正直なところ、乗れば乗るほど味が出てきて、
レンタカーとして導入したので、慣らし運転だけするつもりで乗っていたのだが、
手放せなくなった(笑)
これは多人数ワゴンと決め付けないで、

使いやすく、広々して
静かなトランスポーターだと考えよう。
ミニバンとか多人数とか固定概念から脱却する。
まさにドミナントロジックの打破だ。

過去には、レオーネエステートバンLGという名車があったが、それの再来だと思う。
ステーションワゴンが欲しいと当時再三の市場からの要望があったのも関わらず、
1977年のニューレオーネ登場から、
待ちに待って
レオーネフルチェンジの1979年になっても、
まだ出し惜しみして
ようやく1981年(昭和56年)の7月にツーリングワゴンが発売された。

なぜかその時の事を、
この頃強烈に、
思い出す。

レオーネ4WDエステートバンLGは欲しいクルマだった。

でも後席に、常に劣等感を持って使わざるを得なかった。
ところが4WDという部分が、その劣等感を拭い去る以上の魅力に溢れ、
真紅のボディには、プライドさえ感じたものだ。

今回は、なぜか全く逆で、
4WDターボ以外の部分に「魅力」「プライド」を感じるのは、
何故だろうか。
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エクシーガの良い所は、運転していて軽さを感じる事だ。
実際に軽いし、運動性能も良く、
エンジンの特製とトランスミッションがマッチしていて、
トルクフルで気持ちがいい。

ただし、舗装の洗い一般路を法定速度で走ると、若干足回りに雑味を感じる。
ショックアブソ-バのピストン速度が遅い領域で、
少し上下に弾かれたような動きをする。
其の辺りの足回りのテンションは、多人数を意識したキャパシティによる副産物だと思う。

これは全体的なNVH(ノイズ・ヴァイブレーション・ハーシュネス)が高いので目立つだけかもしれない。
しかし、ちょっと惜しい気がする。

それで、
少しでも軽いFWDを選択し、
このクルマを5人乗りにして後席のプレステージ性を高める。

5人乗車とする事で、積載重量に余裕を持たせる必要がなくなり、
硬いながらも、肌触りがしっとりした、追従性の良いショックの採用も可能になる。


付加価値をつけて、高額商品として理解されるグレードを作れば、
もっと深い味わいの、素晴らしいクルマになると思う。
付加価値は何かと言うと、

エクシーガのFWDでスバルの森社長専用車を作るのだ。
いかがだろう。

ホワイトパールの外装色。
洒落たデザインのアルミホイール。

後部座席にアクスルが無く、プロペラシャフトも持たないため、更に優れた静粛性が実現できる。
広い室内空間を生かした余裕ある後部座席と、素晴らしい大人の装備。
使う素材も贅沢なものではなくて、
質素ながらも自然の風合いで良く吟味したものにする。

このクルマで長身の森社長が、悠々と脚を組んで新聞を読みながら出勤する。
そして颯爽と後部座席から降り立つ。
そんなCMが似合うクルマを作って欲しい。

そして、もう1つは円高を利用してトライベッカを輸入し、
S501として売り出すのだ。
カタログモデルにはしないで、
STIに余剰能力が出来たはずだから、全力で商品化する。
過去には、SIA製のレガシイセダンを国内に導入した実績がある。

辰巳マジックで足回りをチューンし国内向けにセッティングをやり直せば、高い評価を受ける事間違い無しだ。
実際、チューンドバイ2007、S402、のどれも、
すごく良い仕上がりで、手放せなくなっている。
インプレッサSTI20thアニバーサリーも素晴らしかった。
一ヶ月ちょっとで完売し、
2007年の伝説をまた塗り替えた。

スバルの過去をたどると、
これからが良く見える。
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とにかく、
ドキドキ、ワクワクを大切にして、
苦難の道を克服していこう。
Commented by なっちー at 2008-12-23 13:46 x
ご無沙汰ですが、こんな時代であればこそ、選択と集中!
僕はとりあえず日本酒を選択して、呑むことに集中しています。
エアロカレンダーともしばしの別れか・・・
Commented by willy Jr at 2008-12-23 19:55 x
今は不況であっても人間の欲望と創造がある限り、時が経てば違うかたちの好況がやって来るものと。
S-GT購入を機にクルマを通して色々見聞きしましたが、まだまだクルマ作りにはやる事や夢が沢山あるように思います。

スバルやSTIの活躍に期待していますヨ!
Commented by toshi at 2008-12-24 10:05 x
なっちーさん、御久し振りです。
コメント有難うございます。初売りに向け全開で仕事してます。
選択と集中!僕は中乗りさんの新酒に集中してます。近々ブログで紹介します。めちゃウマです。

今年の飛行機カレンダーは表紙が艦上偵察機「彩雲」です。
中島らしく美しい低翼式の機体が夕日を受けて飛ぶ姿は、惚れ惚れするほどです。

彩雲が399機作られた中で、1機だけ存在した「彩雲」改:C6Tなので
、レガシィのような吸気管がエンジン後部に伸びていて迫力満点。
インプレッサの先祖のようなこのエンジンは「誉」。2000馬力の出力を誇る35.8リットル空冷2重星型18気筒エンジンです。
Commented by なっちー at 2008-12-24 19:40 x
12気筒の「栄」とほとんど変わらない外径に18気筒を詰め込んだので量産は困難をきわめ、鋳造技術が追い付かずに、最後には冷却フィンを削り出しで作っていたとか。
しかしハマった時のパフォーマンスは素晴らしく、「誉」なくしては「疾風」も「紫電21型(紫電改)」もありませんでした。それだけに、返す返すも「烈風」の迷走が残念でなりません。

「我に追いつくグラマンなし!」は中島飛行機関係者ならずとも感動的なセリフですが、当時既に母艦戦力はなきに等しく、その千早機にしてからが地上基地から発進しています。製造コンセプト通りに母艦から飛ばせてやりたかったと思うのは僕だけではないでしょう。

それにしてもやはり飛行機は低翼が美しいですね(「流星」だけは例外)。
Commented by SVX360 at 2008-12-26 00:05 x
新型レガシィ、期待しています。

ただ、初代からの『磨いて来たのは走りです』や『もっとクルマになる』は継承するとは思いますが・・・『見た目の豪華さではなく、セダンとしての基本性能・・・云々』の見た目がかなり派手になってますねぇ。。。

これでは・・・次の候補からは確実に外れます(笑)初代〜現行のチョイと地味なスタイリングが気に入ってたんで、そこが残念です。

3.6Lは国内では不要・・・それ以前に私は維持できません(笑)
2Lディーゼルターボ、2.5Lくらいが個人的には希望ですけどねぇ、やっぱ。

来年の正式発表までドキドキとワクワクです!
Commented by b-faction at 2008-12-30 09:09
初代レガシィ誕生から20年。
SVX360さん、御久し振りです。
いよいよ再来年の正月は成人式です。

全て新しくなったプラットフォーム、
と、推察される次のレガシィ。
ガンガン売って、翌年の成人式を祝いたいと思ってます。

次のレガシィの
「セダンから始まるストーリー」

僕もワクワクしています。
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by b-faction | 2008-12-18 22:48 | 社長の活動 | Comments(6)

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by b-faction